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暇半桃花鳥’S LOKA!

露悪趣味で見栄っ張り

人付き合いを避ける理由は、わたしがどうしようもない人間だから。

類は友を呼ぶ。

 

だれもがしっている俚諺

 

わたしは、この世諺の命ずるところに従いて、

人付き合いを避けるのです。

 

 

どうしようもないひとのまわりにはどうしようもない輩が集く﹆大前提。

わたしは、どうしようもない類のにんげんである﹆小前提。

わたしのまわりにはどうしようもない下輩が蝟集する﹆結論。

 

だから、わたしはネットや本の世界に逃げ込むのです﹆逃避と邂逅。

そこには、わたしが日常を生きるだけでは絶対に遭逢することのないたくさんの、面白い人、理知的な人、楽器を能くする人、つまりわたし的でない人がいるのです﹆諺からの蝉脱。

 

 

ああ、どうしようもなくないひとでありたかったなあ。

 

 

たぶん、本が好きだったり、ネットが好きな人は、わたしみたいなどうしようもない人間なんだとおもう。

どんなときもまわりにいるのがどうしようもない人ばかりだから、本やネットに接続する。

 

こう推論したくない、「世界にはどうしようもない人しかいないんだ」と。きっといるであろう俊英をもとめて、わたしはネットや古典に、きょうも、手をのばず。

 

しかし、かかる理路は、破滅的な帰結を予料させる。

「ネットにいるのは、どうしようもないひとだけなのではないか?わたしがそうであるように。」

 

むなしい。わたしの乾坤はいつもどうしようもないのかと、独り潺湲と涕下る。

 

きょうも、わたしは、本に手をのばず。

わたしではない、だれかへ。

いつもではない、いつかへ。

ここではない、どこへ?

 

 

どうしようも、ない。