暇半桃花鳥’S LOKA!

露悪趣味で見栄っ張り

本を読んで生を畳むことになれば、まあわるくはないかもしれない

なにかと将来のことを考える。

いや、考えたって、いつ地震が起こるかわからないし、

いつ病気になるかもわからないんだから、考えようもないことなんだけけれども。

これはもう、悩んでいる、というにすぎない。ただ、ぐるぐるぐるぐるして、

時間と代謝だけが進んでいく。

 

こういうときは、たぶん、じぶんがやりたくないこと、それと、やっていてわるくないこと、

これらふたつのことから将来を演繹するしかないのかもしれない。

 

まず、バリバリ働く会社員。これは厳しいだろう。協調性ないし、髭をそることすら忘れるほど怠惰だし。

となると、恰好を気にしなくても何とかなりそうな、研究員とかit系だ。しかし、これも、有望ではない。まず、そちら側へのキャリアは、文系を選んだ時点で壅閉されている。

どうやら仕事を濫觴とするこの道は隘路らしい。別の道を顧慮してみる。

 

これまでの人生から帰納するに、私は結婚はできない。

結婚できる人々の基準から演繹するに、私は結婚できない。

だから、養育費や一家の責任をとれるほどの給料は必要ない。

そしてまた、だれかを掌握し、地位を得て、頤指するのも興味ない。

以上より、転勤して昇進し、給料を上げる必要は、なさそうだ。

じぶんだけを養えばよい。両親は、なんとかやってくれるだろう。

もちろん、給料が少なければ諦めなければならないこともある。

たとえば、スキーやゴルフをやりたい、という嘱望はあわくはかない夢物語になる。

これらとどう折り合いをつければいいのだろう。妥協点がわからない。

金銭から考えることは、このくらいだろうか。

 

これまでの人生、なんだかんだいって、初等教育中等教育、高等教育通して、

学校を休んだことはほとんどなかった。

だから、時間通りに組織に組み込まれに征くこと自体は、さしたる痛痒を齎さないだろう。

ただ、あまりに田舎に慣れた私の皮膚感覚・身体感覚は、もう満員電車を受け付けない。蝟集する新入生を見るだけで気詰まりだ。かててくわえて電車という密室!。ハードだ。

さらに、部活動は嫌いだった。これは、複雑な動きが要求されてもうまく振舞えなかったこと、私のミスが全体に影響すること、がいやだったからだと念う。

以上より、規則正しく労働するのは問題ないが、おおくのひととかかわったり、内容が複雑だったりするような空間で、時間を過ごすのは下策だと思われる。

かかる条件では、労働時間を切り売りする以外に糊口の道はない。 

 

私的な人付き合いは、暴力を振るうことなく、何かを強制することのないけれども自分勝手で我儘な人といるのが気楽だった。無用な気遣いはせず、思ったことを放言する。そういうタイプなら時間空間を共有するのも悪くなかった。気遣いをさせてしまうと、こっちが申し訳なくて疎遠になる。

だれかと協力して何かをやることは、けっして嫌いではなかった気がする。小学生のとき、だれかがなんとなく側溝にたまった泥をシャベルで掘り出した。わたしはなんだか面白そうだから、シャベルを手に取り、泥土を運び出した。誰に強制されたわけでもないのに、朝早くから学校に行った。校門が閉まる時間を気にせず校内に入ったのは6年間でその時だけだった。

人間関係は、これくらいで整理できただろうか。

 

時間の過ごし方として、悪くなかったのは、走ったり、体を鍛えたり、本を読んだりすることだ。それと、安酒でなければアルコールも嫌いじゃない。左党ではあるが、鯨飲するのは趣味じゃない。

走るのには、お金はいらない。鍛えるのには、いろいろあるが、ジムに通うとなると結構の入用だ。本は、ネット環境や書籍代などある程度のお金が必要になる。お酒は、やすいのは嫌いだから飲むとなると大変なことになりそうだ。

だが、わたしはおそらくあれやこれやを満たすような資金を手にしていくことはむつかしい。走るのは、どうとでもなるが、他の、スキーやゴルフはものかは、本やお酒は、どうすれば満足に嗜めるだろう。労働力の切り売りは、時間とお金のトレードオフにしかなりえない。

こういった問題は、シェアをしていけば、ある程度解決できるような気がしてきた。

本、筋トレの道具、お酒。本は、読みまわす。筋トレ道具は、そんな長時間つかうものでもないから、一家に一つは多い。お酒は、カンパを募れば上等な代物を口にできる。

 

 

本を読む時間、知らなかった本に出合う機会、内容の深化を図る対話を所望して、

「本を読んで生きたい人の共同生活」を目指してもいいのかもしれない。

ある程度の運動を求めて

「肉体の衰えを緩やかにしたい人の共同生活」を目指してもいいのかもしれない。

心地よい酔臥を冀って

「上等なお酒を飲んで生きたい人の共同生活」を目指してもいいのかもしれない。

 

そうすれば、はやいうちに本を読んで生を畳む目途がたつかもしれない。

 

どうすれば、我儘だけど家賃を折半する程度の責任感があり、何かを強制しないひとを見つけられるのだろうか。

そんなひとたちと、なんとなく本を読んで暮らしてみたい。